ペーパードライバー出張教習所東京。

車両感覚というと初心者の方や運転が苦手な方は雲をつかむようで、よく解らないといわれるのを耳にします。
教習所等では目印を付けて、これを車両感覚と呼んでいるところがいまだあるかに聞きますが、これは感覚ではありません。
あえて名付けるなら車両理論でしょうか、しかも非常にお粗末で幼稚な理論と言わざる得ません。
しかも車両外部から見た行為形式理論とでもいうものです。
まったく知識がゼロの方に試験などの功利的な理由により必要を感じられる場合を除きなるべく利用すべきではないと思います。
車両感覚という言葉をそのまま解釈すると車の大きさ等を感覚的にとらえる事ということになります。
しかしその感覚的にとらえるというのが日頃感覚的に物事を捉える習慣のない方には難しく思えるようです。
では感覚とは何でしょうか。
文字の意味でいえば感じたものを覚えるという事になりますが、その感じ方が難しいのかもしれません。普段の生活の中で感覚を使う事ってあまりありませんが、道具を使う事は感覚的な作業と言えるようです。
では熟練者はどう感じているのでしょうか。
大抵の場合イメージとして意識、記憶しているようです。
こういわれると真面目な性格の人は、そんな曖昧なものに頼って危険が伴う車の運転をして良いのかと思うようです。
しかし人は機械ではないので同時にいろんなことができず意識できるのはひとつだけです、判断時間にも限界があります。
この限られた短い時間の中でおおよそ正確に判断できる方法というのは残念ながらイメージ（感覚）に頼る他ないようです。
理論的（言語的）に判断する事は正確さという意味で軍配が上がるのですが、時間の制約を受けると残念ながら感覚を用いるほか方法は無いとさえ言えます。
また感覚記憶は全体を捉えるのに大変優れています。
言語（理論的）記憶は分析などには優れていますが全体像を掴むのには適さないようです。
例えば新宿から二子多摩川に行く方法を伝えようと思った場合、言語的に伝えようとすると甲州街道を下り環八を左へ、もし甲州街道が混んでいたら山手通りで池尻まで行き玉川通りを右へというようになりますが、地図を渡せば新宿から二子玉川までのあらゆる道が書かれていて、瞬時にいくつかのルートや目的地の方向を把握できます。
物事の全体を捉えたい時や、バランスを把握したい時はイメージ記憶を利用するのが良いのは前の地図の例からもご理解頂けたかと思います。
道路上の車の位置等を把握する場合もまったく同じと言えます。
ただ分析と伝達が言語によるため長い間、教習所等の指導に誤りを生じさせる事となりました。
ただ見えたもの、感じたものを覚えてと言われてもなかなか簡単には覚えられません。
また感覚には錯覚という間違いも存在します。
心理的、状況的なストレスにより感覚記憶は影響を受け易いという欠点もあります。
毎朝飲むコーヒーや紅茶の味が日により違って思えるのはその影響なのです。
記憶はいろんな経験やエピソード、理論などの助けを借りると覚えやすいのは事実です。
理論はイメージ記憶の補助的な働きをするというのが真実です。
当スクールでは多彩な経験と高度な理論に支えられた方法により練習を進めています。
是非正しい方法によるレッスンを御体験下さい。